当てる占い師は信用できるのか?口座残高まで言い当てるカラクリ
こんにちは、占い師けんけんです!
今回は、多くの人が勘違いしがちな「当てる占い師=スゴイ」のカラクリと、占い師の本質について解説していきます。
YouTube『占い師けんけんTV』では、トラストリテラシーを高め運気を上げるための情報を発信しています。
こちらの記事では
『平成伝説の占い師は、なぜ相談者の口座残高を確実に的中出来たのか?【完全暴露】』
の内容をご紹介します。
▼元の動画
目次
はじめに
「良い占い師」ってどういう占い師だと思いますか?
自分から伝えていないのに自分の情報を言い当てた占い師=スゴイ!
と考える人は多いのではないでしょうか?
多くの客は占い師というものを間違ってとらえている
これは仕方のない部分もあるのですが、某ヤラセ占い系のテレビ番組や、適当な占い師のせいで、
「占い師ってこんなことができるんだ!」
「占い師ってスゴイ!」
と、あたかも占い師=超能力者・予言者のように捉える人が増えてしまったのです。
占い師といえど人間です。ホモ・サピエンスです。未来を的確に言い当てられるなんてことは無いんです。
もし本当にそれができるのであれば、大震災やパンデミックも言い当てられていましたよね?
テレビ番組でズバリ言い当てているのは、サクラや番組側が事前調査をしているからです。テレビ制作側は一つの演出として行っているのでしょうが、完全なヤラセです。それを真に受けてしまっている人が多いのが現実です。
エンタメ程度に捉えて楽しむ程度であればいいですが、それをこじらせてしまう人もいるので、以下紹介していきます。
●オカルト客
これは、占い師という仕事をしている以上、必ず出会ってしまいます。
「先生って霊が見えるんですか?」
「霊視やオーラで占うんですか?」
って初見で聞いてくる人がいるんです。
スイス連邦工科大学のジュリオ・ログニーニ氏、ロンドン大学のリチャード・ワイズマン氏の論文により、霊は存在せずに科学界・物理界では脳のバグであるという結論が出されているんです。
それも知らずに、占い師や霊媒師を名乗る輩が適応な占いをしているから、このようなオカルト客が増えるんです。
お客さんに責任はないんですが、私がここまで説明しても、
「えっ、あの先生は霊が見えたのに」
「この先生は霊が見えないからインチキだ!」
とむしろ逆にとらえるんですよね…
飲食店でも整骨院でもどこでもそうですが、店員と客で合わないことはあります。
●客が思う占い師の優劣
オカルト客とまではいかなくても、コールドリーディング・ホットリーディングにバリバリ引っかかる相談者がいるんです。
コールドリーディングやホットリーディングを使っているだけなのに、妄信して「〇〇さんは~~の部分を当てたんです!」とか言うんです。
なので、そういった人たちからすると、真面目にアドバイスをしている占い師よりも、テクニックを駆使した詐欺占い師の方を上に見るんです。
【使用厳禁】インチキ占い師の手口!よく使う『心理テクニック』
そもそも「当たる」「当たらない」は関係ない
冷静に客観的に素直に考えてほしいのでうすが、例えば、私が占い師で皆さんが相談者だとしましょう。
そこで私が過去の恋人全員のフルネーム、家族構成・家族の名前まで全員言い当てたとしてください。
さらにあなたの預金通帳の口座残高を1円単位で当てたとしましょう。
こう思いませんか?
でもね、よく考えてみてください。
これって、あなたが全部知っている情報ですよね?
なぜ、自分が知っている情報を、わざわざお金を出してまで占い師に聞きに行く必要がありますか?
昔「伝説の平成の占い師」と呼ばれている人がいました。その人は、相談者の口座残高を言い当てていました。
カラクリは簡単で、その占い師はとある銀行の上の人とつながっていたのです。その人に聞いただけの話だったのです。
(現在はコンプライアンスの関係上できないと思いますが)
もし当てるにしても、未来を当てるから意味がありますよね?
ですが、「スゴイ!」と思われている占い師や霊媒師は過去の競馬のレース結果を言っているだけです。
明日からの結果は1レースすら当てることはできません。
占い師とはどのようなものかを教える
では、占い師は一体何ができればいいのかをお伝えします。
fa-check-circle相談者の道しるべになること
fa-check-circle相談者が幸せになるためにはどうすればよいか
を教えることです。
時に相談者さんは、間違った手順、自分に合っていない方法、非合理な手段で物事を必死にがんばっていることがあります。
そんなときは「こちらの方法が良いですよ」と伝えてあげます。
相談者さんが悪人と気づかずに結婚やビジネスを一緒にしようとしていた場合は、観相学で見破ることができれば、被害が最小限にすることができるでしょう。
仮に、インチキやトリック一切抜きで、過去が言い当てられる占い師がいたと仮定しましょう。
相談者の昔にケガをした箇所がわかってその方の何になりますか?
占い師という職業がなぜこの世に必要なのか、という本質を理解してください。
一番大事なのはお客さんの教育/そぐわない客はもう来てもらわないくても良い
ここまで話してもわかってもらえない人は一定数います。
「私の前世が何か知りたい!」
「結局、先生は私のオーラの色が見えないんですか!?」
「僕の背中には千手観音が憑いていると言われたのに!」
とフル真剣モードで行ってくる人がいるんです。
なので、こういった人たちは私には合わないのです。仕方ありません。
視力が落ちて、メガネやコンタクトレンズを探しに来ているのに「視力が良くなる方法を教えてくれ!」と言われているようなものです。
似て非なるものなので、自分の占いや理論とそぐわない人間がいるのも事実です。
「きちんとしたエビデンスが知りたい」という場合はお伝えしますが、エセ霊能者やインチキ占い師にハマっている人には何を言っても聞いてくれません。そういった人は、考え方の違いと思ってあきらめてください。
ちゃんとした占い師とちゃんとしたお客様
自分がきちんと、インチキ抜きの占い師を続けていれば、周りも良いお客さんばかりに自然となっていきます。
もちろん、初期は色々なお客さんが来ますが、その中で良い相談者さんだけを選定していくと、自分の周りが良縁だけで結成されていきます。
もちろん、その良いお客さんの要望に応えられるよう、日々勉強は欠かせません。一生勉強です。
相談内容は千差万別、しかし、お客さんは自分の一番の味方でもあるので、一番の味方の期待に応えられるよう努力が必要です。