【観相学】怪しい会社を見破るポイント

【観相学】怪しい会社を見破るポイント

はじめに

以前に「毒会社」について取り上げました。

この毒会社は、「こんな会社で働ないように気を付けましょう」という、働く側の視点での解説でした。

就職以外でも、名刺交換をしたり、取引をしたり、何かと「会社」に関わることはあります。
この記事では、近代観相学を用いて、「信用できる会社なのか」「怪しい会社かどうか」の占断方法をお伝えしていきます!

▼元の動画

ポイント①-名刺交換にて

名刺の信憑性

一般的には、初めて会った際に名刺交換をするので、名刺が相手の会社・その人の情報を得るための最初の情報になります。

実は、名刺の肩書だけで騙される人が結構いるのです。
これは、かなりトラストリテラシーが低いです。

まず初めに理解していただきたいのは、
名刺は、免許証でも保険証でもないので、実は信憑性はゼロであるということです。

名刺は自分の好きなように書くことができますし、現代では、ネットで簡単にデザインをして作成することができます。
名刺のデザインや印刷を注文する際に
・本名を入れないといけない
・実在する会社名をいれないといけない
などのルールは存在しません。

注文したら、審査はもちろん無く、自分が注文した通りのデザイン・内容の名刺が2~3日で届きます。

名刺詐欺

「名刺詐欺」というものも存在しています。
名刺のデザインさえ知っていれば、大手企業に就職している名刺でさえ作ることができるのです。

しかし、案外、名刺を信用して騙されてしまう人が多いのです。

「探偵ファイル」で有名になった男性も、博報堂の名刺を作成して女性を騙していました。
私の相談者のホステスで詐欺にあった人は、よく客に偽の名刺を渡されて騙されていました。

なぜ名刺を信じきってしまうのか?

おそらく、多くの人の頭の中に
「わざわざそこまでして、偽の名刺を作らないだろう」
という考えがあるのだと思います。

ですが、上記でも挙げた通り、手軽に作成できますので、
「そこまでして」「わざわざ」というほどの手間と金額では無いのです。

名刺の信用度は全く無い、ということを理解して生活しましょう。

肩書が多い場合も注意

実際に会社に行って、そこで働いている人に会って渡された名刺であれば本物ですが、その場合でも注意しなければいけないポイントがあります。

私の近代観相学においては、肩書が多い場合は怪しいポイントのひとつだと判断します

〇〇会計理事
〇〇認定師
〇〇検定1級

など、よくわからない、聞いたことがない民間資格をズラズラと名刺に書いている場合は注意が必要です。

私が以前に実際にもらった名刺で、裏面に20~30個の肩書を書いている人がいました。
その後、その人は詐欺で捕まっていました。

ポイント②-会社名での注意

検索エンジンで出にくい社名

会社名や企業名から怪しい会社かどうかは、よほどひどい場合でしか判断できないのですが、特徴はあります。

詐欺師ができるだけ検索エンジンで検索をしても出にくい社名にしている、という話を以前に聞きました。

検索したときに出てこないよう
株式会社サイト
株式会社ネット
株式会社日本
株式会社大阪
などの社名で登録をしていたそうです。

詐欺師や怪しい輩は、よくある一般ワードを会社名につけがちです。

けんけん
間違えても
・株式会社エイドリアンヴァンデンバーグ
・株式会社ウィラポンナコンルアンプロモーション
などはつけないでしょう
詐欺師を社名は「木を隠すなら森の中」戦法をとるようです。
補足ですが、会社名と同じく、詐欺師が偽名を使用する際は、「佐藤」「鈴木」「山田」などのよくある苗字を使用するようです。
これも検索エンジンに出てきにくくするのと、印鑑がすぐに手に入る、という理由のようです。

ポイント③-会社の住所

会社の住所を必ず調べる

「帝国データバンクを利用してその会社を調べましょう」と紹介しているサイトもありますが、帝国データバンクに掲載されているような規模の企業以外でも怪しい会社はあります。

とはいえ、相手の名刺から会社の住所を調べることはかなり重要です。

架空会社だった、そもそもその住所が存在していない、ということもあります。

実際にその場所に行って確認することが難しい場合でも、Googleマップのストリートビューを使用して調べてみましょう。
常に更新されているわけではないですが、そこにビルがあるかないかは最低でもわかるはずです。

レンタルオフィス

存在している住所を書いている場合でも、レンタルオフィスの場合があります。
レンタルオフィス自体は、今の時代、多くの人が利用していますし問題はありません。

ですが、「年商〇億円」「□□の大型案件を手掛けています」など、
大口を叩いている割に住所を調べてみるとレンタルオフィスだった
という場合は注意が必要です。

また、建物名や部屋番号の記載からGoogleマップのストリートビューを見ると、その建物が商業用施設なのか、居住用のマンション・アパートであるかなどがわかります。

こちらも、大口を叩いていながら、オフィスが居住用のアパートの一室の場合は怪しんだ方が良いです。
もちろん、個人事業主など、個人で仕事をしている場合は、居住用のアパートなどの一室を登録していても問題はありません。
ですが、大規模な会社であることや、かなりの額の年商を謳っている状態ですと辻褄が合わなくなってきます。

バーチャルオフィス

バーチャルオフィスとは、物理的実体を有さない「仮想の事務所」になります。
事業用の住所を貸し出すサービスであり、物理的なスペースを貸し出すレンタルオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースとは異なります。
仕事をするスペースは別途用意しなければなりません。
(https://www.saisoncard.co.jp/credictionary/bussinesscard/article198.html より引用)

仕事場としての機能は果たしていない事務所になります。
従って、かなりの低コストで借りることができ、会社情報に記載する住所を得ることができます。
しかも、都内の一等地の住所を得られることもありますので、調査をしない人にはそれだけで信用を得ることができます。

バーチャルオフィスは詐欺業者の温床になっていることが多々あります。

そのため、会社情報記載の住所がビジネス街の一等地であっても、何も調べずに鵜呑みにするのはいけません。

けんけん
詳細は根掘り葉掘り調べてこその近代観相学です!

ポイント④-会社のホームページ

今の時代、どの会社もだいたいはホームページがあります。
ですので、相手の会社を調べる時は、まずはホームページを見てみるのが早いです。

ホームページを見られたくない輩は、ポイント②で挙げたように、検索エンジンに出てこないような社名にします。
その他の怪しいポイントを紹介していきます。

会社概要の情報

これは案外知られていないのですが、ホームページの会社概要に、

情報が少ない
代表者名が書かれていない

これらは少し怪しいです。

会社概要が画像データで作られている

こちらが、もっとも怪しいポイントです。
会社概要に情報が掲載されていても、会社の住所がテキストデータではなく、画像データで掲載されている場合です。

このけんけんTVのサイトもそうですが、バナーやイラスト以外の文章は、基本的にはテキストデータで掲載してあります。

では、なぜテキストではなく画像を貼るのでしょうか?
それはもちろん、会社概要の情報が検索エンジンに引っかからないようにするためです。

確認方法は簡単です。
マウスの左クリックでドラッグしてその会社概要を選択し、その結果で判断します。

左図のように、テキストに沿って選択ができれば、テキストデータで作成されているので問題ありません。
右図のように、テキスト選択にならずに四角く画像ごと選択になった場合は、画像データで作成されています。

わざわざ画像でこの部分だけ作成しているということになります。

通常、自分たちの会社が検索エンジンに引っかかってほしいと思うはずです。
そのために、お金を出してでもSEO対策をしている企業も多いです。

それなのに、手間をかけて画像を作成してまで、故意に検索エンジンに引っかからないようにしているということは、何かしらの魂胆があるということです。

逮捕された会社に多かった特徴

私は長年の経験で、逮捕されていく会社のホームページを見てきました。
これは非常に良いデータです。

逮捕されてしまうと、その会社のホームページが非表示なってしまうことが多いので、後から見ようと思っても見ることができないのです。
なので、私が見てきた記憶・データは、ひとつの近代観相学の財産です。

では、ここでクイズです。
逮捕された会社の多くに共通していた、ホームページに記載されていた内容は何だと思いますか?

会社の業種に関係なく、この特徴が多かったのです。
逮捕された会社の8~9割記載されていました。

答えは…

ボランティア活動です。

ボランティア活動をすること自体は良いことですが、
「ボランティアを社員一同でやっています!」
と、大々的にホームページに全面にアピールするように記載している会社は怪しいです。

空き缶拾いしました
ゴミ拾いしました
寄付団体に〇〇円寄付しました!

などです。
会社のホームページで、事業内容を紹介するよりも慈善活動をアピールしてくる企業は要注意です!

悪事を働いているので、「善」を必死にアピールしたいのだと考えらますが、逆に怪しさ満開なのです。

他動画・記事などを含めての繰り返しの注意になりますが、
「ボランティアをしている=怪しい会社」ではありません。
「逮捕された会社でボランティアを大々的にアピールしている会社が多かった」、という観相学的特徴になります。

ポイント⑤-会社の事業や活動

上記のポイント④と少し重複しますが、

会社の目的と違った変な活動を支援していること
会社の事業以外で大規模に行っている事

に注目しましょう。
何か裏があることが多いです。

事例①

東京にあるとある大企業の実例です。
その会社は大きく「カンボジア支援」を打ち出しています。
カンボジアの子供たちを支援するために寄付金を募り、実際に現地に小学校を設立したり支援を行っていました。

実情を知らない人たちは、その活動に感心して実際に寄付をしていました。

私は、実はその会社の幹部と知り合いで、その裏の目的を知っていました。

その会社の会長が、極度のロリコンで、カンボジアによく少女を見つけに行っていたのです。
あまりにカンボジアに行くと怪しまれるので、慈善活動をして、表向きは善行を見せていました。

事例②

会社一丸でとある反対運動を起こっている企業がありました。
傍から見ると、反対運動をがんばっているなー、と思うのですが、実際は、自社商売の邪魔になる事に対しての反対運動でした。

このように、会社の本来の事業と関係の無い部分に力を入れている会社は、闇がある・何かが隠されている、とみるべきでしょう。

まとめ

ここまで、会社や企業を観る近代観相学を解説してきました。

誰もが知っている有名企業ならともかく、私たちのような一般人が出会って名刺を渡してくる相手は、どのような会社を経営しているのか、どこで雇われているのかわかりません。

一度しか会わないのでしたら、相手の素性は関係ありませんが、長期で関わりがありあそうな会社であれば、必ず調べるクセをつけましょう!

 

おすすめの記事