FBI超能力捜査官の嘘を暴く!

FBI超能力捜査官の嘘を暴く!

こんにちは、占い師けんけんです!
今回はFBI超能力捜査官についてです。
レトロフィッティングについても解説しています。

YouTube『占い師けんけんTV』では、トラストリテラシーを高め運気を上げるための情報を発信しています。

こちらの記事では
『FBI超能力捜査官の嘘を暴く!実名で詐欺野郎を晒します!』
の内容をご紹介します。

▼元の動画

テレビ番組と超能力捜査官

ひと昔前にちょくちょくテレビで「行方不明の子供をを超能力捜査官が探す」という番組ありましたよね?

けんにゃん
透視して見つけようとしていましたよね!
超能力ってあるんだな~って見ながら思ってました。
こういう考えの視聴者が多いのではないでしょうか?
しかし、この考えは非常に危険です
実は、詐欺にもよく使われる手法が使われているのです。

元のYouTubeの1'25~5'16に解説アニメがあるのでご覧ください。

けんけん
動画を見る時間が無い方のために、切り抜きイラストで内容まとめておきますね!

FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグル

この手の番組によく登場していたFBI捜査官・ジョー・マクモニーグル。
みなさん名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そもそも、この「超能力捜査官」というのはFBIには存在しないんです。
日本の番組サイドが勝手につけた名称です。
仮に、本当に超能力が使えたとしましょう。
一番大事なことを見落としていませんか?

けんけん
結局、行方不明の子供は見つかっていないんです。

番組の演出のせいもあって「超能力すごい!」みたいに思われがちなのですが…

けんけん
本当に超能力が使えるなら、「回りくどいことをせずに、さっさと、ピンポイントでその子供がいる住所言いなさいよ。」と思いませんか?
要するに、ただのインチキ野郎、ってことです。

レトロフィッティングについて

動画内でもありましたが「レトロフィッティング」という手法が使われています。
これはマクモニーグル以外にも、詐欺や占いにもよく使われる手法です。
皆さんにもきちんと理解いただいて、騙されないようにしてほしいと思います。

レトロフィッティングとは?

どうとでも解釈できるような曖昧な情報を事前に伝え、その後に判明した情報や事実に合わせて、辻褄があうように無理やりこじつけることです。
会話の流れで誘導して、相手に「当たっている!すごい」と思わせることができます。
アニメ内でも、マクモニーグルにうまく誘導されて、番組スタッフが、マクモニーグルが言った内容に当てにいっている、状態になっています。

数字を使ったレトロフィッティング

解説アニメの中であった「4体のお地蔵さんがあった」ですが、これもポイントがあります。
「小さな整数を言う」ということです。
2・3・4などの小さな整数を言うことで当てはまるものが多くなるからです。
間違っても「15」などは言いません。
私の経験上、2は小さすぎて5は大きいので、だいたい「3」「4」が多いですね。

絵を使ったレトロフィッティング

これは再現アニメとは少し違い、もう少しアバウトにざっくりとして絵を描きます。
細かく描写しすぎると、それに当てはまるものが少なくなるからです。
冷静に考えてほしいのですが、川と橋って、どこにでもあると思いませんか?
しかも、マクモニーグルに「道を走るとこの景色が見えます」と先に言われているため、当てはまるものが見つかるまで走り続けるので、絶対に見つかるのです。

マーク・記号を使ったレトロフィッティング

これも、アニメ内では、あたかも「言い当てたすごい!」となっていますが、これも初歩的なレトロフィッティングです。
企業や商品のロゴ・シンボルマークですが、よほど特殊ではない限り「●」「■」「▲」などのシンプルな形で構成されています。
こちらも、マクモニーグルが先に言っているので、マークが見つかるまで探し続けるので絶対に見つかるんです。

この手の番組は結局何がしたいのか?

盛り上げたいだけ

「FBI捜査官」なる人物を読んで、盛大に演出をし、盛り上げるだけ盛り上げて、結局は行方不明の子供が見つかるなんてことはただの一度も無いのです
終わり方はいつも同じです。
「超能力を使ってあと一歩のところまで行ったが、惜しくも消息はわからなかった」という締めで終わります。

けんけん
透視ができるんなら、さっさとその子供の生存有無と、生存しているならその住所・犯人をがいる住所を言いなさいよ(2回目)

行方不明の子供のご両親からしたら、藁をもすがる思いなのに、それをこういった形で、インチキ超能力者とその演出に利用していることを恥じるべきですね。

公開捜査番組であれば効果的

インチキ超能力者が出てくる番組ではなく、行方不明者をテレビで公開捜査して広く情報を募るのは効果的でしょう。
テレビの力を借りて、全国の一般視聴者から情報提供を呼びかけるのは有意義です。
以前に、逃亡していた指名手配犯・福田和子が逮捕できたのも、時効前にテレビ番組で情報を募ったことがきっかけ、と聞いたことがあります。

レトロフィッティングは占い・詐欺にも使われている

実際にこのレトロフィッティングは、占い師・霊媒師もかなり使っている人が多いです。
アバウトな言い方をして相談者に考えさせるのです。
先に占い師側がアバウトなことを言うと、相談者側はそれに当てはまる何かを探すのです。
よくある具体例が「良くない出来事を当てにいく」系です。

1年以内に何か良くない出来事があった人って、ほぼ100%当てはまるでしょう。
占い師に言われたので、相談者は自分から何か当てはまるものを探しにいってしまうのです。
それで「当たってる!すごい!」と思い込んでしまうのです。
当たったのではなく、自分で当てにいっているだけなのです。

似たようなパターンで「ご両親の体調は大丈夫ですか?」とかもあります。
これも、ある程度の年齢の成人の相談者であれば、ご両親が亡くなっている・病気になった・ケガをした、など普通にありえるでしょう。

しゃべりがうまい占い師であれば、これをスムーズに会話の中に入れてきます。
詐欺師もこのような手法を巧みに話術に入れ込んでくるので、まず、なんでもかんでも素直に信じないことが大切です。

けんけん
何を言われても一旦、頭の中で考えるようにしましょう。

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マクモニーグルについての記事

個人の方が書いた記事ですが、的を得ていて、ツッコミどころも面白いです。

マクモニーグルの書籍

かなり、マクモニーグルを良く見せようとしている書籍です。
テレビ番組以外でも、書籍での演出もあるということも学べます。

『FBI超能力捜査官 ジョー・マクモニーグル』
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