【詐欺師の喋り方講座】この言葉に騙されないで!

【詐欺師の喋り方講座】この言葉に騙されないで!

こんにちは、占い師けんけんです!
今回は「詐欺師の喋り方講座」です。
詐欺師がよく使用する話法を取り上げています。

YouTube『占い師けんけんTV』では、トラストリテラシーを高め運気を上げるための情報を発信しています。

こちらの記事では
『この言葉に騙されないで!本物の詐欺師の会話テクニック』
の内容をご紹介します。

▼元の動画

はじめに

常々私が取り上げる「観相学」では、面相・容姿・服装だけでなく、人の所作からも人間像を取りましょう、とお伝えしています。

その中で、観相師から見て即座にわかるポイントが多いのが、人の喋り方です。

よく「声でわかりますか?」という質問をいただくのですが、声だけですとかなり至難の業です。
風邪などで変わりやすいのも、判断が難しくなる要因です。

声だけではなく、

話し方
話し癖
どのようなワードを使っているか
話すスピード
会話内容

などで見破ります。

実際に、どのような喋り方でどのあたりから見抜くか、を具体的に解説していきます。

詐欺師の会話術

動画内では、実際にあった話をもとに、アニメーションと私の解説で、詐欺師の会話術を紹介しております。
(動画内1:41~13:42)

夫が末期癌宣告をされてしまった、とある夫婦のお話です。

妻は友人に相談すると、友人の親戚のおじさんも同じ状態で、とある水を飲んで治ったと言います。

けんにゃん
あ、怪しい。。。

けんけん
見るからに詐欺ってカンジがしますよね…

けんにゃん
こんなのに騙される人いるんですか?

けんけん
「こんな水あるよ」と、紹介するだけだと騙されにくいかもしれません。
ですが、詐欺師は、様々なテクニックと言葉を駆使して、巧みに騙してくるのです。
詐欺師が実際に使うテクニック・喋り方を紹介していきます。

希少性の法則

けんにゃん
なんか、随分出し渋ってますね…
詐欺師だったらすぐ売りたいはずなのに。
まさか、本当に貴重なお水なのですか⁉

けんけん
そんなわけないです(笑)
希少性の法則を使って話しているのです。

 

けんにゃん
あえて、出し渋って「貴重なものだ」と思わせてる。
ってことですね!

けんけん
そうです。
こういった希少性を感じると、心を揺さぶられて、十分な検討をしなくなってしまうのです。

けんにゃん
確かに・・・
残りわずか!」とか「期間限定」とか言われると、なんか買いたくなっちゃいますね。

『北風と太陽』話術

けんにゃん
まだ引っ張るんですね…

けんにゃん
奥さんの方から「ください!」とお願いしちゃってますね。
なんか立場逆転しているような…

けんけん
そうなんです!
それこそが、詐欺師の話術なのです。

『北風と太陽』
イソップ寓話の一つ。
ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。
そこで、どちらが先に通りすがりの旅人のコートを脱がせることができるかという勝負をすることになった。
まず、北風が力いっぱい吹いて、旅人のコートを吹き飛ばそうとする。しかし、寒さを嫌った旅人はコートをしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。
その次に、太陽がさんさんと暖かな日差しを照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分からコートを脱いでしまった。
物事に対して厳罰で臨むよりも、寛容的に対応する方が得策という教訓として、広く知られている。
(Wikipediaより一部抜粋引用)
自分から相手に売り込む詐欺師は、三流の詐欺師です。
「今買わないと損をする」
などと、プッシュしてくる詐欺師はまだまだダメなのです。
このアニメのように、一流の詐欺師は、二度も三度も断ったりします。
自分からごり押しはしません。
まさに「北風と太陽」のごとく、自分から買わせるように仕向けるのです。

架空の第三者を作る

けんにゃん
すごい…詐欺水を売って感謝されている。。。

けんにゃん
しかも、効かなかったときの保険までしっかりかけている…

けんけん
そうなんです。
この「保険のかけかた」にもポイントがあります。

けんにゃん
確かに…
「先生」っていう人がいると、もし効かなくても、この人の事を責めようとは思わないかもですね。

けんけん
そうなんです。
ここまでどっぷり騙されていると、もはや、自分が騙されたということすら気が付かない場合も多いのです。
この「架空の第三は」は『久留米看護師連続保険金殺人事件』でも利用されていたやり方です。
詳細はこちらの動画をご覧ください。
このアニメの話では「先生」という人物を立てることで、
「自分は設けているわけではなく、先生から代理購入しているだけ」
「そして効かなくても…」
と保険をかけているのです。

詐欺師のテクニック

詐欺師達は、上記で取り上げたような法則名などを一切知りませんが、長年の経験から、そのようなテクニックが実践で自在に使えるようになっています。

私は、このアニメのようなパターンで騙されるケースを山ほど見てきました。
アニメの中では「夫」でしたが、実際のケースでは「子供」「恋人」「友達」「親」「ペット」などあります。

誰かが弱っているとき、詐欺師はその隙をついてきます。

「弱っている人を狙うなんて…!」
と思う人もいるかもしれませんが、そもそも、詐欺師なんて道徳心を持ち合わせていません。
相手の不安・心配・弱点をピンポイントで狙ってくるのです。

癌と水

アニメで「癌と水」について紹介したので、派生でお伝えしたいことがあります。

私の知人に癌の専門医がいるのですが、「水が一番困る」と話していました。

癌病棟に入院している、癌患者の家族が変な水を見つけてきて、その病院でプチブームになることがあるらしいのです。
水を飲んで少し数値が改善したら、それを良かれと思って院内に勝手に広めるらしいのです。

これは紹介したアニメと違い「善意の行為」ですが、水が院内で医者の意見や指示を無視して流行ることがあるようなのです。
「本当にやめてくれ…」とその知人は嘆いていました。

「元気になってほしい」という善意と優しかからの行動だと理解はできますが、何が入っているかわかりませんからね。。。

水もパワーストーンも何の効き目もありません!!
ただの水であり、ただの石です。

そのような物で病気が治るのであれば、この世に医者も病院も必要ありません。
そこを理解しているのであれば、怪しいものに手を出さないし、騙されることもありません。

ムダなものにお金を出さない!

それだけは心に刻んで、トラストリテラシーを高めていきましょう!

こちらもオススメ
『詐欺とペテンの大百科』カール・シファキス著

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